Subic Wreck Diving Tour
What is Subic?
フィリピン・ルソン島の西側、マニラから車で約3時間。
そこに広がるスービック湾(Subic Bay)は、かつてアメリカ海軍最大級の基地が置かれた場所です。
現在のスービックは、「沈船の宝庫」として世界中のダイバーから注目を集めるエリア。 湾内には軍艦や輸送船などの船が静かに眠っており、レック・ペネトレーション(沈船内部進入)を行うには理想的な環境が整っています。
マニラ空港(ニノイ・アキノ国際空港)へは日本から直行便があるため、レックダイビングの名所としては、日本から最もアクセスの良いエリアのひとつといえるでしょう。
スービックを象徴する沈船、USS ニューヨーク。アメリカで1890年代に建造された全長117mの装甲巡洋艦です。
かつて“世界最速”の軍艦と称されたこの船は、第二次世界大戦中に自沈し、今も海底でその姿を保っています。
船体は左舷を下に横倒しになり、内部はまるで立体迷路。
軍船特有の細い通路を抜けるたびに、上下左右の感覚が曖昧になっていきます。
各層の間を抜け、甲板から第二層、第三層へ。
ボイラー室には80年以上前の機関部が原形をとどめています。
外の世界と完全に切り離された静寂――まるで時間そのものが止まったかのような空間です。
LST(Landing Ship, Tank)は戦車揚陸艦と呼ばれる、戦車を陸地に送り込むための軍船です。
LST-959は全長100メートル、アメリカ軍によって1944年に建造されましたが、1948年にはスービック湾に沈むこととなりました。
LSTは戦車を積み込むために平たい構造をしており、駆逐艦や巡洋艦などの戦闘艦とは異なる独特の形状をしています。
荷室を確保するために中央部分に柱が少ないためか、LSTは全体的に船体中央部が脆いことが多く、このLST-959もここ数年で中央部が一部崩落してしまいました。
しかし、見どころである中央を取り囲むように配置された居住スペースや、計器類が立ち並ぶ通路、機関部には今でも進入可能です。
El Capitanは1919年にアメリカ・オレゴン州で建造されたメリデン級貨物船で、1942年にアメリカ海軍に徴用され、USS Majabaとして戦争に就役しました。
南太平洋のガダルカナル島で魚雷を被弾して座礁したのち、エンジンを撤去して修理され、その後は輸送船ではなく、宿舎・貯蔵庫として再利用されました。
最終的に1946年、スービック湾の埠頭で沈没し。今もその姿を海中に見ることができます。
El Capitanは船の最上部が水深8メートル、最下部でも約20メートルと浅く、貨物船ゆえに内部空間も広大です。
そのため、レクリエーショナルダイビングやレックダイビングのトレーニングに頻繁に使用され、スービック湾でもっともダイバーが訪れるレックと言われています。
※ 講習中の風景
スービック湾には、上記以外にも大小さまざまな船が沈んでおり、飛行機のレックなどにも潜ることができます。
飛行機のレックは内部進入はできませんが、戦争遺跡に関心のある方には非常に興味深いダイビングサイトとなるでしょう。
※ wikipedia Public Domain
2ダイブ×4、合計8ダイブ
※ 宿泊ホテルはご紹介可能です。
360 USD × 日数
+ インストラクター費用の按分
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