TDI Technical DPV

TDI テクニカルDPV

TDIテクニカルDPVコースは、テクニカルダイビングにおけるDPV(水中スクーター、Diver Propulsion Vehicle)の使用方法や注意事項、トラブルへの対応を学びます。レクリエーショナルダイビングやスノーケリングで使う小型の水中スクーターとは異なり、長時間・長距離の使用に耐え、大きな装備の水中抵抗にも負けない大型の水中スクーターの取り回しのトレーニングを実施します。

SUEXの大型の水中スクーターと、大量のステージタンクを持ったテクニカルダイバー ダブルタンクでDPVを使用するテックダイバー

TDIテクニカルDPVコースのライセンスの認定を取得するとできるようになること

認定後、下記の制限および自らの経験を超えない範囲でダイビングが可能となります。

  • 自身のライセンスの最大水深の範囲内
  • オーバーヘッド環境ではないこと
  • DPVを使用せずに泳いでエキジット地点まで戻ることができる範囲

TDIイントロテック(水中スクーター講習)を受講するために必要な前資格や前条件

  • 18歳以上または保護者の同意がある15歳以上
  • ダイバーメディカルの提出
  • SDI オープンウォータースクーバダイバー、もしくはPADI オープンウォーターダイバー等の同等資格
  • 少なくとも25ダイブ以上のログブックによる経験の証明

※ 上記の前条件を満たしている場合でも、インストラクターの判断により、事前にトレーニングダイブを必要とする場合や、受け入れができない場合があります。

※ 上記の前条件は、エージェンシーが必要と定めたほかに、一部にDIVE Explorersが独自に追加したものがあります。

水中スクーターのライセンスのトレーニングコースの概要

所要時間

  • 学科・実践応用・ブリーフィング:4時間
  • 海洋:2ダイブ
  • 日数:海洋2日(日程中に学科・実践応用(陸上ドリル)を含む)

※ 上記の所要時間は最低日数および時間です。上記の日数に加えて講習日が必要になる場合は、所定の追加講習費用がかかります。(何らかの事情により、既定日数内に既定のダイブ数を行えなかった場合も含みます。)

※ DIVE Explorers以外で購入された器材のコンフィギュレーションには別途費用を頂戴いたします。

講習内容、基準(概要・抜粋)

  • テクニカルダイビングで使用する水中スクーターに関する知識
  • テクニカルダイビングで使用する水中スクーターの選定基準
  • DPVを使用しながら、一般的なスキルやトラブルへの対応
  • DPVの故障・トラブルへの対応
  • DPVの稼働時間を踏まえたガス・タイムマネージメント
  • DPVを使用してバディの曳航
  • DPVを使用して、ガスシェアしながらバディの曳航
  • 予備のDPVの曳航

※ 上記には、DIVE Explorersが独自に講習内容として追加しているものがある場合があり、また、インストラクターの裁量で講習内容を追加することはエージェンシーから認められています。

※ エージェンシーに定められた基準を満たした上で、インストラクターの判断で講習の内容は変更・追加される場合があります。

TDIテクニカルDPVコースに対するインストラクターのコメント

テクニカルDPVコースは、初めてテクニカルダイビングでDPVを使用する方に、DPVの使用方法や注意点を導入するコースです。

テクニカルダイビングにおいて水中スクーターを使用するのは非常に有用かつ一般的で、大量の荷物やシリンダーを運ぶためには必須とさえ言えるかもしれません。

今後さらにテクニカルダイビングに取り組んで行こうとする方には、いずれかのタイミングで必要になるスキルであると思います。

DIVE Explorersで実施するテクニカルDPVコースでは、コース終了後にさらにスキルを向上させ、「DPVを使用しないと到達できない場所」へダイビングすることを前提と考えています。

したがって、トラブルが発生した場合にその場で対応するスキル、対応できない場合にはバディと協力して無事に帰還するスキルなどに重点を置いて講習を行っています。

PADI イントロテックコースの講習費や海洋費などのトレーニング費用

種類 費用
講習費 55,000円(税込 60,500円)
※ DPVのレンタル費用を含む。ただし、遠方での開催の場合、DPVの往復送料を頂戴します。
海洋費 44,000円(税込 48,400円) ※西伊豆 大瀬崎の場合
合計 99,000円(税込 117,150円)
別途費用
  • ・ガス費用
  • ・施設利用料
  • ・(ボートの場合)乗船料
  • ・合格後の申請費
  • ・遠方での開催の場合、インストラクターの交通費および宿泊費
  • ・マンツーマンで実施する場合で減圧ガスを使用する場合、インストラクターの減圧ガス費用

※ 上記の合計金額をお振込み後にコーススタートとなります。

※ お支払い後の費用の返金はいたしません。

※ 各ダイブポイント毎の海洋費の詳細は、各コースのトップページをご確認ください。

※ 各コースにおいて規定日数を越えた講習を行った場合、追加で費用が発生します。何らかの事情により、規定日数内に規定ダイブ数を満たせなかった場合でも追加講習費が発生します。

※ 器材のレンタルが必要な場合、別途費用がかかります。