USS Emmons

USS エモンズ 沖縄本島ダイビングポイント

水深約40mに沈む、日本最大級の沈没船

エモンズは、沖縄県の古宇利島の沖に沈んでいるアメリカ海軍の駆逐艦です。第二次世界大戦中に日本軍の特攻機の体当たりをうけて大破し、日本軍による鹵獲を避けるためにそのまま沈められたとされています。

USS エモンズ

  • シーズン : 5月後半~10月/北風が弱い日
  • アクセス : 沖縄県那覇空港から車で1時間半
  • 難易度 : ★★☆☆☆ ~ ★★★★☆
  • 水深 : 38~43m
  • 必要ライセンス : AOW、ディープSP、エンリッチドエアSP
    減圧潜水の場合、TDI 減圧手順/PADI Tec45
    内部進入の場合、TDI アドバンスドレック/PADI テクニカルレック
  • 推奨 : DSMB(ディレイド・サーフェス・マーカー・ブイ) SP
  • 注意 : 季節によって波が高い場合や潮の流れが強い場合があります。

※ DIVE Explorersでダイビングを実施されたことの無い方は、チェックダイブを事前に行わせていただいております。
※ 上記の難易度や必要ライセンス等は、DIVE Explorersが独自に定めたものです。

現在も原型の美しさを保つ、日本有数の沈没船

エモンズの地図上の場所

エモンズは第二次世界大戦で沈められたアメリカ海軍の駆逐艦です。戦争末期の1945年に日本軍の特攻機の突撃を受けて大破し、日本軍から拿捕されることを防ぐためにアメリカ軍の僚艦の砲撃によって海没処分され、沖縄県古宇利島沖の海底に今でも眠っています。

エモンズの主砲の水中写真

エモンズの全長約106mの船体は古宇利島沖の砂地、水深約43mのところに横たわっています。エントリーから深度を落としていくと水深約20mぐらいから全体が見えてきて、その大きさに圧倒されるでしょう。日本軍の特攻によりエモンズの乗員60名が戦死したとされており、その慰霊碑が現在でも水中に残され、有志の手によって整備されています。

船体中央付近のメモリアルプレート エモンズに向けて沈んで行くダイバーたち

エモンズが沈められた海域は流れが速く波が高いことも多く、また深度も深いため高いスキルが必要となります。DIVE Explorersでは安全と最深部でのダイブタイムの確保のため、エモンズでのダイビングはディープSPとエンリッチドエアSPをお持ちの方にのみガイドさせていただいております。
また、潜降ロープはありますが、潜降中や浮上中などに流されたときのため、DSMB(ディレイド・サーフェス・マーカー・ブイ) SPの取得を推奨させていただいています。

エモンズの爆雷(対潜魚雷)と魚雷

沈船の内部へはアドバンスドレックまたはその同等資格の認定がある方がある方にのみ案内させていただいています。
内部に進入することが可能なエリアもありますが、船体に触れると崩落や内部構造を破壊する恐れがあるため、自分の安全と環境の両方を守ることができるダイバーにのみ案内を行っております。

エモンズは戦時中の光景を思い出させる、極めて貴重かつ歴史のあるダイビングサイトです。
エモンズはレクリエーショナルダイビングでもテクニカルダイビングでもガイドが可能です。ご興味のある方はお問合せ下さい。