South Daito Island Cave Diving Tour
What is South Daito Island?
南大東島――沖縄本島から東へ約400km、太平洋のど真ん中に浮かぶ直径6kmの小さな島。それは、外洋にただ一つポツンと浮かぶ“絶海の孤島”です。
かつては船が着岸することすら困難だったこの島には、長く人の手が及ばず、20世紀初頭まで開発もされてきませんでした。
その結果、他の陸地と一度も接触したことのない“孤立した自然”が、独自の生態系として今なお息づいています。
現在は那覇から1日2便の飛行機でアクセス可能。約1,200人が暮らす、文明と未開の境界線――それが南大東島です。
南大東島は、隆起した石灰岩からなる環礁であり、島中に無数の鍾乳洞が存在しています。ある説によれば、その数は100を超えるとも……。
特に「星野洞」は“東洋一の美しさ”と称されるほどで、その純白の鍾乳石や繊細で幻想的な造形は、まるで別世界。だが、真の冒険はそのさらに奥に――地底湖の中の水中鍾乳洞にあります。
かつて生活用水や農業用水として使われてきた地底湖。その水中にはは長らく誰も足を踏み入れたことがありませんでした。
DIVE Explorersでは、数年にわたる綿密な調査の末、そのベールを剥がすことに成功。水中ライトに浮かび上がるのは、日本国内では見たことのない――神秘的で純白の世界でした。
この調査の様子はNHKによって撮影され、「BSフロンティア」や「NHKスペシャル」などで放送されました。調査レポートと番組へのリンクは以下の専用ページにまとめています。ぜひご覧ください。
私たちDIVE Explorersが南大東島の地底で出会った、特に巨大で圧倒的なスケールを誇るふたつの水中鍾乳洞。
我々はそれぞれの鍾乳石の特徴から、「黒の洞窟」「白の洞窟」と名づけました。
漆黒の鍾乳石に包まれた闇の神殿のような空間と、雪のように真っ白な鍾乳石が織りなす幻想の世界――まるで光と闇のように、まったく異なる表情を持つふたつの洞窟です。
この特別な場所は、私たちが時間をかけて調査・開拓してきた成果そのもの。
南大東島のケーブダイビングにお越しいただいた皆さまには、ぜひこの「黒」と「白」の世界をご案内したいと考えています。
きっと、その景色はあなたのダイビング人生に残る“忘れられない一本”になるはずです。
また、南大東島には、陸上の鍾乳洞だけではなく、海中にも美しい洞窟が存在します。
そのひとつ「ホワイトホール」は、真っ白な石灰岩で形成された水中洞窟。私自身が潜った際、その非現実的な光景に息を呑みました。
南大東島の海やホワイトホールについては、ダイビングメディア「oceanα」さんの記事でも紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。
この地に眠る水中鍾乳洞――そこは、ただ美しいだけの場所ではありません。
水中には極めて細かいシルトが堆積しており、天井にも大量のシルトが付着しています。軽くフィンを動かすだけで視界ゼロ。呼吸の泡ひとつで崩れ落ちる繊細な鍾乳石が多数あります。
美しく光景を、数多くの人に見ていただきたいという想いがある一方で、極めて難易度の高い場所です。
少なくとも、「フルケーブダイバーのライセンスを取ったので行ってみたい」というレベルで安全に潜水できる場所ではありません。
また、安全に潜れれば大丈夫というわけではなく、当たると容易に砕ける鍾乳石、呼吸の泡を当てるだけで折れる鍾乳管など、非常に繊細な環境に潜るための準備が必要です。
哀しいことに、一緒に潜ったダイバーが頭上の鍾乳石を破壊する現場を、フィンの先が鍾乳石にあたる瞬間を、私は何度も見てきました。
そして、破壊した本人は、往々にしてその事実に気づいていませんでした。
このかけがえのない景観を守るため、DIVE Explorersでは以下の取り組みを徹底することにしました:
若輩の身で恐縮ですが、美しい景観を末永く残すため、ご理解とご協力をお願いいたします。
4泊5日(ダイビング3日間)
※ その他、希望に応じて柔軟に計画します。
税別 200
,000円(税込220,000円)
+ インストラクター費用の按分
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