Rebreather Training
What is the Rebreather?
リブリーザーとは、ダイバーが吐いたガスを水中に捨てずに循環させ、再び呼吸に利用するためのダイビング用の機械です。完全に閉鎖された回路でガスを循環させるCCR(Closed Circuit Rebreather)と、SCR(Semi Closed Rebreather)と呼ばれる半閉鎖式のリブリーザーがあります。
もともとは軍事や作業潜水といった特殊用途で使用されていましたが、近年ではその特性が評価され、テクニカルダイビングの分野でも利用が広がり、今では海外では一般的な器材ともなってきました。
リブリーザーには呼吸ガスを再使用することで非常に長時間の潜水が可能になるという大きな利点がある一方で、リブリーザー特有の注意点や、機種ごとの特徴・操作も存在し、そのため各機リブリーザーごとに専用のトレーニングコースが設けられています。
SCRは通常のダイビング器材(OC:Open Circuit)に比べて8倍、CCRでは実に64倍のガス使用効率があるとされています。
これによって非常に長時間のダイビングが可能になるほか、ディープダイビングで使用するヘリウムのコストの削減にもつながります。また、遠隔地でガスの充填が難しい環境でも柔軟に対応できるという大きな利点があります。
リブリーザーでは、ダイビング中の状況に応じて呼吸ガスの酸素分圧を自由に調整できるため、深度に関係なく最適な酸素分圧を維持することができ、また、減圧時のみ酸素分圧を上げることも可能です。
その結果、深度変化の大きいダイビングプロファイルでも無減圧潜水時間(NDL)を延ばし、減圧時間を短縮することが可能です。
リブリーザーでは呼吸ガスを水中に排出せずに循環させるため、浮上時を除いて排気による泡が発生しません。
これによって、繊細な水中生物にストレスを与えたり、水中洞窟やレック内など壊れやすい水中環境を刺激するリスクを低減できます。
Our Rebreather
リブリーザーは数多くの機種があり、その特性に応じて最適な用途があります。
我々は、全ての環境やダイビングプランにおいてベストなリブリーザーは存在しないと考えており、自分が想定するダイビングに合わせてリブリーザーを選ぶことを推奨しています。
FATHOM Geminiは、探検家によって開発されたサイドマウントリブリーザーで、オープンサーキットのサイドマウント装備に非常に近い感覚で利用できることが特徴です。
GeminiはmCCR(manual CCR)と呼ばれる手動操作式のリブリーザーで、極めて頑丈かつ電子制御箇所が少ないために故障が少なく、過酷な環境での使用に適切な装備であると言えます。
CCR Training
MOD1とは、酸素濃度が通常の空気を下回らないデュレントを使用するためのコースです。
リブリーザーの入門コースであるとともに、他の機種からのクロスオーバーのスタートとなるコースでもあります。
MOD1 Decoとは、MOD1の制限のなかで減圧ダイビングをするためのコースです。
ベイルアウト用に最大1本までの減圧ガスを携行し、リブリーザーにふさわしい長時間のダイビングを行うことが可能になります。
リブリーザーは直近の10年で非常に普及してきました。
しかしながら我々は、リブリーザーの取り扱いには一定の習熟が必要であり、ディープダイビングやケーブダイビングをするまで使いこなすには極めて高いレベルの知識と技術が必要となると考えています。
リブリーザーに関するクオリティの高い講習を受けたい方、さらに技術を身に付けたい方からのお問い合わせをお待ちしております。
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