今回は宮平洞にお邪魔することにした。
宮平洞には以前に一回潜っており、その際に水中鍾乳洞は正面と左の2つのルートを見つけている。
前回に引いたラインを、二つのルートともパーマネントラインとして残してきており、今回はその正面のラインの範囲に支洞が無いかを調べてみることを目的としている。
なお、さらに次回はそのメインラインをさらに伸ばす予定である。
宮平洞は鍾乳洞内で器材をセッティングできる平らな個所が水面から3mほどの高さにあり、比較的足場が悪い中でのセッティングとなる。
とはいうものの、平地があるのでそれほど難易度が高いわけではないし、垂直登攀しなくても水面までは回り込めるルートがある。
今回は前回に潜水を行って勝手がわかっているので、
- 一人は器材をつけて3mの高さから飛び込む
- もう一人は横から回り込む
- タンクは、サポートメンバーが上からロープで吊って渡す
- EXITするときはタンクをロープに吊るして上に受け渡す
- その他の器材は装着したままで回り込んで上がってくる
こととした。
普通のダイビングサイトのように整えられているわけではないので、適当に水に入ってしまうと上がってこれなくなるリスクも伴うわけだ。
準備ができたらいよいよ水中にエントリー。
それにしてもここはエントランスがきれいである。
これを見て中に入りたくないケーブダイバーはいないであろう。
透き通った水と荘厳な鍾乳石。
そして始まる冒険への期待と高揚。
さて、エントリーしたらタンクを受け渡し、装着していく。
後編に続く