宮平洞の正面ルート前半はこちら↓
宮平洞正面ルート1
さて、上の画像の正面の隙間から水中鍾乳洞の中に入っていく。
今回は、私の後ろからバディが撮影を行ってくれた。
なのでパーコレーション等で少し濁っているが、臨場感はあるかなと思う。
宮平洞は正面を入って左下に落ちていくと、大きなホールになっている。
そういえばケーブダイバーは自分が新発見してエクスプロアしたルート(パッセージ)やホール、洞窟そのものに名前をつけるのが夢/目標と言われるが、私はどうも名前をつけるのが苦手(&つけても名前を自分で忘れそう/気恥ずかしい)なので、まだ名付けたことがない。
そんなことを考えながらホールまで沈んで行く。
この写真では手前しか映っていないが、マンションのロビーぐらいの広さはあるスペースだ。
ここで一旦バディを待って合流し、支洞を探していく。
かつてメキシコでケーブダイバーのコースを受けた中で、「メインラインから体の長さ以上を外れるときは、必ずラインを引くように」と言われて、たった2m離れるぐらいで何を言ってるんだと思ったものだが、
自分がエクスプロアーするようになるとまさにそれは正しく、ヴァージンケーブで不用意に体を横に向けてメインラインから2mも横に離れるとロストし兼ねない。
といいつつ、ラインを結ぶのに時間をかけているとパーコレーションで見えなくなるので、ちょっとぐらいなら逸れて覗き込んだりもするわけだが・・・。
まぁこの辺りは経験と方角に対する慣れ、地形に対する記憶力みたいなものもあるかもしれない。
少し有望そうなルートがあったので、ラインを張って捜索していく。
このあいだの探検でアロー(洞窟の入り口側を示す、矢印型のマーカー)を使い切った(全部設置してきた)のを忘れていて、クッキー(方向を示さない、丸形のマーカー)で代用・・・。
もちろん、クッキーに直接ラインを結んだら帰りの方角が分からなくなるので、結んだところよりも入り口側にクッキーを置いて、ラインを結ぶ位置は鍾乳石とクッキーの間にして結び目が滑っていかないようにする。
この辺りはメキシコセノーテやらの整備された洞窟でやると怒られそうだが、100%自分しか居ないケーブだと気楽なもんである。
もう少しルートを探していたが、パーコレーションで見えなくなってきたので、今回は一旦終了。
今回入ったことで、次回はパーコレーションが落ち着いていると良いなと思いながら帰路につく。
帰路につくといっても、ヴァージンケーブでこれだけの時間を探索していると全く何も見えなくなっているので、手探りで帰るわけだが。
次回は奥を目指してみようと思う。