ダイビング中のトリムの正解
ダイビング中のトリム、水中姿勢について考えたことのないダイバーは居ないだろう。
ダイビング用語で「トリム」とは、頭~足先の水平面の角度のことをいう。
ホリゾンタルトリム(水平姿勢、Horizontal Trim)であれば泳ぎやすい!や、バックマウントタイプのBCDはトリムが取りやすい!という言説はよく聞くが、
ダイビングでベストなトリムの考え方、トリムの取り方、よく言われる言説の検証や理由、良くないトリムの原因や修正については突っ込んで述べられている記事を見つけられなかったのでここで書いていきたいと思う。
「トリム」は頭頂~足先の体の水平面の角度のことで、「バランス」と言ったときには体の左右のことを指すのが正式だ。
「水中姿勢」については明確な定義はないが、ここでは手足や体全体の角度などを水中姿勢と言っている。
- 「適切なトリム」とは?
- 正しい水中姿勢
- トリムが取れない原因
- ウェイトの配置位置と重心
- ウェイト配置の考え方
- ウェイト以外で重心に影響を与える要素は?
- 悪いトリムの例とその修正方法
- フィン先が下を向いている
- 体全体が起きている
- 腰が折れている
- ヒザを曲げすぎ&足首が伸びている
- マイナストリム
- まとめ
「適切なトリム」とは?
正しいトリム/姿勢を考えるとき、何をもって正しく適切なトリムなのかと理解せずに取り組むのは、暗闇の中に走り出すようなものだろう。
私は、適切なトリム/姿勢とは下記のように定義している。
- その姿勢のままでフィンキックをしたとき、力が全て水平方向の推進力に使われる
- 泳いでいるときと止まっているときで、大きく姿勢が変わらない
- 水底に近いところを泳いでも、砂を巻き上げない
- 止まった状態からすぐにフィンキックに移ることができる
- 進行方向に対する体の厚みが小さく、水の抵抗が少ない
- 視界が広い
- 目線より下側に、何かが引っかかる箇所が無い
従って、これを満たすトリムであれば正解は複数あると考えている。
ちなみに現時点では、私は下記の二種類のトリムを使い分けている。
正しい水中姿勢
私が現時点で正しいとしているのは、以下の二種類の水中姿勢だ。
なお、この水中姿勢の図は静止時の姿勢をイメージしている。
1番のトリムは昔ながらのテクニカルダイビングの姿勢で、体が進行方向に対して完全に水平なトリムだ。
2番のトリムが最近流行りの姿勢(特に、サイドマウントで多い印象)で、1番の姿勢から10~20度ぐらいだけ体を起こした姿勢だ。
二つのトリムの共通点
二つのトリムの共通点は、
- このまますぐにフィンキックに移れる姿勢であること
- フィンの先端が進行方向に対して水平
ということである。
それぞれのメリットとデメリット
1番の完全に水平なトリムは、目線より下側にヒザ部分がこない(逆に言うと。2番の少し体を起こしたトリムでは目線より下側に自分の体がくる。)。
従って、水底すれすれを泳ぐようなときも下をこすりづらく、また、洞窟の中で自分でリールを持ってケーブラインを引いているようなときにもラインに干渉しにくいというメリットがある。
一方で、1番の完全に水平なトリムは、首を思いっきり上にあげることになるために目線が下を向きがちで、前方向の視界が失われやすいというデメリットがある。
2番の少し体を起こしたトリムの場合、首の負担が少なく前を向けるので、ルートを探しているときや周りを見渡したいようなときに有効だ。
また、これはスキルの問題ではあるが、2番目の姿勢のときは油断すると
- 体を起こしすぎ=ヒザがとても曲がった状態
- フィンキックのために足を引いていくとき、姿勢が変わる&腰が折れてしまう
- フィン先が地面方向を向いてしまう
となる傾向があるので注意が必要である。
「完全に水平な姿勢では、ひざ下~つま先の部分が水の抵抗になり、効率的ではない。」という言説がある。
しかし、水の抵抗を考えるべきは推進力が活かされる、蹴り切った時点の姿勢である。
水平トリムでフロッグキックで蹴り切ったときの姿勢はほぼ一直線で、ひざ下~つま先部分が体の厚みの外に出る(=水の抵抗になる位置に出る)のは、ほぼ動きが止まって次のフィンキックのために足を引き付けるときだ。
従って、この言説は正しくない。
トリムが取れない原因
では、正しいトリムを定義したところで、トリムが取れない原因を考えてみよう。
トリムが崩れる原因は、これまで見た主なところで下記がある。
- 自分がどのような姿勢か分かっていない
- 体の前後(頭側~足先側)でウェイトの配置が悪い
- 体の前後(頭側~足先側)で浮力の配置が悪い
- 泳ぐときに姿勢が崩れる
まず1番目の、自分の姿勢がそもそも分かっていないということが存外に多い。
自分が思っている姿勢と、実際に自分がとっている姿勢はズレていることがほとんどなので、GoPro等で撮影してチェックしてやる必要がある。
これは本当に重要なのでぜひやっていただきたい。自分のイメージといかにズレているかが分かるだろう。
それ以外の項目については、ここから詳しく述べていこう。
ウェイトの配置位置と重心
ダイビングでのウェイトを考えるとき、
“ウェイトの量(中性浮力か?適正ウェイトか?)”と、“ウェイトの配置”があるが、これらは全く別の問題である。
そのうちトリムに影響するのは、基本的にウェイトの配置の方だ。
※ウェイトの量については下記をご覧ください。
中性浮力と適正ウェイト~テクニカルダイビングの考え方
では、ウェイトの配置とはどういうことだろうか?
ウェイト配置の考え方
ダイビングにおけるウェイトは、単に重さが足りていればよいのではない。
その場で止まっているときに、浮力がかかる位置と体の重心がそろっている必要がある。
もしこの浮力の中心点とウェイトを含めた体の重心がズレていると、止まったままでいられず、回転(足が沈んで行く or 足が浮いていく)してしまう。
従って、トリムを維持するためにはウェイトをどの位置に置くのかということをじっくり考える必要がある。
さらに、ウェイト以外にも水中で重さがあるもの(あるいは浮力があるもの)は全て、体のどの位置に置くかを考慮しなければならない。
ウェイト以外で重心に影響を与える要素は?
基本的に、「重量物/浮力の量が大きく」、「体の端にあるもの」ほど重心に対する影響が大きい。
主に検討すべきは下記だ。
- フィン
- タンクの位置
- ドライスーツ
- BCD
- 呼吸(肺)
- 筋肉量/脂肪量
- 水深
- タンク(シリンダー)
- 淡水/海水
以下では影響が大きいものについて述べていこう。
なおその他にも、カメラや大型の水中ライトなどは重心に対して大きく影響する。
フィン
フィンはトリム(および浮力)に対する影響が極めて大きい。
フィンによって水中重量がほぼゼロ~2㎏(左右合わせて)ぐらいの重量差があり、しかも体の一番端にある。
ウェイトの配置を調整してもそれでも足が浮く/足が沈むという人は、フィンを変えてやるとトリムが取りやすくなることが多い。
私の主観だが、私が試したフィンの水中重量をまとめた。
↑ 軽いフィン
・Mares QUATTRO
・OMS Slipstream = GULL スーパーミュー
・スキューバプロ ジェットフィン Revo
・GULL ワープフィン
・GULL GTフィン
・スキューバプロ ジェットフィン = Mares パワープラナ テック
↓ 重いフィン
※なお、LサイズとXLサイズでフィンの大きさが一気に変わる(=水中重量が変わる)ことが多いので注意。
タンクの位置
タンクのバルブと、そこに取り付けられたレギュレーターのファーストステージは、水中でかなりの重量がある。
従って体に対してタンクが上にくると頭が下がり、下にくると足が下がることになる。
5㎝程度の差でもかなり重心の位置が変わったりするので、タンクを取り付ける際はその位置にも注意しなければならない。
また、タンクを複数個持つようなディープダイビングでは頭側が沈みがちになるので、減圧用のタンクを取り付ける胸のDリングの位置を少し下げてやると調整できる場合がある。
ドライスーツ
ドライスーツは、スーツ内のどの位置にガスが入っているかで、浮力の位置が大きく変わる。
完全に水平なトリムの場合は、足側にガスがいきやすいので、他のセッティングで足側に重さがいくようにセッティングしてやるとトリムが取りやすい。
少し体を起こしたトリムの場合は、肩回りと足側に、ガスをどれぐらいずつ振り分けるかを自分でコントロールしつつ、トリムを維持できるように考える。
BCD
BCDに吸気すると浮力が大きくなるわけだが、完全に垂直に浮いていくように浮力が発生するわけではない。
BCDと自分の体格の組み合わせで、頭側が浮いていくのか、足側から浮いていくのかが変わってくる。
基本的には、同じBCDを使っても体が小さい人ほどBCDのブラダー(浮力帯の部分)が下にくるため、BCDによる浮力は足側に発生する。
バックフロートタイプのBCDはできるだけ垂直に浮いていくように工夫されていることが多いが、ジャケットタイプやスタビライジングタイプのBCDは体の横にもガスが入るため、浮力のかかる位置が重心からズレやすい。
また、ハーネスが無いジャケットタイプやスタビライジング型のBCDは、BCDに吸気すると体とBCDが離れてしまうことが多く、これも重心が崩れる一因になる。
呼吸(肺)
息を吸い込むと浮力が大きくなり、息を吐くと浮力が小さくなるわけだが、基本的には、
1.息を大きく吸い込むと頭側から浮いていき、2.息を大きく吐くと頭側から沈んで行く。
これは、肺の位置が体の中心より頭寄りにあることを考えると理解しやすいと思う。
筋肉量/脂肪量
筋肉量/脂肪量が多い人は、足側が沈みやすい傾向がある。
特に身長が高い人では顕著だ。
水深
ウェットスーツやネオプレーン生地のドライスーツによる浮力は、深度によって体全体で均等に減っていくわけではない。
生地やその作りにもよるが、浅いところ(~10m)では足側が浮きやすく、深くなると足側が沈みやすくなる。
タンク(シリンダー)
タンク内のガスが減ってくると、バルブやレギュレーターの重量は変わらない一方でガスの重量が減るため、タンクの下側のみ重さが減ることになる。
従って、タンクの重心はダイビングが進むにつれて頭側に移動することになる。
特にアルミタンクの場合は、ガスが減るとタンクの下側はプラス浮力になるため重心位置の移動が大きい。
淡水/海水
浮力の変化によるウェイトの配置の影響ももちろん大きいが、海水では足側が浮きやすく、淡水では足側が沈みやすい傾向がある。
悪いトリムの例とその修正方法
ここまでで正しいトリムやトリムに影響を与える要素について述べてきたが、
最後に上手くトリムが取れていない事例やその修正方法について書こうと思う。
まず、もう一度良い姿勢について載せておく。
そもそも何が正しい姿勢かが分かっていないと修正していくこともできないので、このトリムは頭に入れ、どちらの姿勢を目指していくのか考えながらトレーニングしてもらえればと思う。
ここからは、良いとしているトリムに対して、悪いトリムが、
- なぜそのトリムはよくないのか
- 何が原因で悪い姿勢になるのか
- トリムの修正方法は
というところを見ていこう。
体全体が起きている
陸上の姿勢に近い体勢で、ダイビングを始めたばかりの人のトリムはこの図のようになっていることが多い。
この姿勢はダイビング慣れとともに徐々に矯正されてくることもあるが、慣れた人でもこのトリムになってしまう人は多い。
この姿勢でフィンキックをすると斜め上に進んでしまったり、水底の砂を巻き上げたりすることになるため望ましいトリムではない。
体全体が起きてしまう原因
体全体が起きるトリムになる理由は主に3つだ。
- 水平姿勢に慣れていない
- 足側が重い
- フロッグキックで足を引いていく角度が悪い
まず、“水平姿勢に慣れていない”ということがある。
ダイビングのトリムの姿勢は、本来人間にとって自然な姿勢ではないため、特に水中でストレスがかかると無意識に体全体が起きてしまう。
これは、何か水中で作業やスキルを行う際に、毎回自分の体がどうなっているかを意識して、地道に修正していかなければならない。
また、正しいとしている2番目の、上半身を少し起こした姿勢を取ろうとして、体を起こしすぎてしまっていることも、水平姿勢に慣れていないと言えるだろう。
次に足側が重い場合だ。
これもレクリエーショナルダイバーの方には多い原因で、そもそも足側が重いことに慣れている&水平になると足が浮いていきそうで怖いという意識があるように思う。
これは基本的にはウェイト配置(フィンの重さを含む)の問題なので、重心と浮力の中心点を合わせてやった上で、正しいトリムを体が覚えれば治っていく。
3番目はフロッグキックで足を引いていく角度が悪い場合だ。
フロッグキックを蹴り終わって次のキックの準備をするときに、トリムを維持したままではなく、体全体が起きていくように足を引きつけてしまう癖がある方が多い。特に正しいとしている2番目のトリムの際にこうなりがちだ。
この癖があると、1.フィンを引き付けて体が起きる → 2.蹴り切ったときに体が水平に近くなる を繰り返すような動きになるので、上半身が泳いでいる時に起きあがったり水平に近づいたりを繰り返すような非効率な動作になってしまう。
足を引きつけた時と蹴り切ったときで体の角度が変わっていないかチェックし、崩れているようならGoProなどで撮影しながらフィンワークを修正していく。
フィン先が下を向いている
これもよくある事例だ。
上の図は停止している時の図だが、どちらかというと「1.フロッグキックを蹴り切ったときにフィン先が下を向いてしまっている」ことが多い。
また、「2.フィンキックの途中までフィン先が下を向いていて、フィンキックの最後にフィン先を返す(フィン先をあおる)ような動きが入って正しいトリム位置にフィンが戻ってくる」という癖がついている人もいる。
フィンキックにおいてフィン先が下を向いていると、水底からかなり離れていても砂を巻き上げてしまう。また、蹴り終わりでフィン先が下を向いているとフィンが抵抗になってフロッグキックの推進力を殺してしまう。
この症状は体全体のトリムは取れていたり、特に後者の方は蹴り終わりの姿勢にも問題が無いので、修正すべきであるという自覚が少なく、慣れてきたぐらいのテクニカルダイバーにもかなり多い。
気になったら一度自分のフィンワークをチェックしてみるのも良いだろう。
これを治すには、まずこの症状を自覚すること、次にフロッグキックにおいて「水を横から挟む」という意識を強めに持つこと、後は動画を撮影して“自分のフィンキックは何か間違っている可能性がある”という前提でチェックしてフィンワークの練習をすることだ。
腰が折れている
これは普段のトリムというよりも、何かストレス(負荷)がかかった際や作業時の姿勢、フィンキックのために足を引いてきた際の姿勢に多く、体全体が起きあがってしまうのとセットになっている場合もみられる。
この姿勢からはスムーズにフィンキックの動作に入りづらく、また、この姿勢からフィンキックをするとうまく水平に推進力を発生させることが難しい。
前者の“ストレスがかかった際や作業時にこの姿勢になってしまう”のは、1.無意識の緊張から体に力が入って腰が折れる場合と、2.何か作業をしようとしている時にそこに目線がいってしまう&体を引き付けてしまう ことが原因であることが多い。
この両者とも、何かスキルをトレーニングする際に、そのスキルの途中でも“自分はリラックスしているか?”ということをチェックしながら実施するようにすると改善していく。
後者の“フィンワークで足を引いていったときに腰が折れる”という症状は、これは自覚さえすればすぐに治る場合が多い。
ただし何かしら負荷をかけながら泳ぐと(ラインを引いているなど)元の癖が顔を出すことも多いので、何かしら作業をしながら泳いでいる時には正しいトリムが取れているか考えながら泳ぐとよいだろう。
ヒザを曲げすぎ&足首が伸びている
もちろんこの姿勢ではスムーズにフィンキックに移れないし、この姿勢からフィンを動かすとマイナストリム(上半身が下がって、下半身が上になった姿勢)になってしまうことが多い。
この症状は、主に下記の二つの結果生じる。
- 足側が浮いている(足側の重さが足りていない)
- 足に力が入っている
これらは、見た目に表れている最終的な結果であって、「足側が浮いているので治そう」というだけでは大体治らないので、なぜ足側が浮いているのか&なぜ足に力が入っているのか、というところを修正していくことになる。
足側が浮いている(足側の重さが足りていない)
足側が浮いている原因としては、
- 足側のウェイトが足りていない
- マイナストリムの結果としてドライスーツやBCDの足側にガスが溜まって足が浮いていっている
ということがあげられる。
足側のウェイトが足りていないというのは、「1.体の下側のウェイトが足りていない」という場合と、「2.足の先端だけを見た時に、足先がプラス浮力になっている」という場合がある。
前者の場合は単に下側のウェイトを増やせばよいが、
後者の場合は、このままのウェイト配置およびフィンでヒザを伸ばして姿勢を修正すると、プラス浮力となっている足先が重心位置から遠ざかるため、より足側が浮いていってしまうことになる(それを補正するために、無意識にヒザを大きく曲げた姿勢になっているのである)ので、より重いフィンに交換することが望ましい。
トリムをとったときに足側にガスが溜まって足が浮いていくような場合を修正するときには、
まず、「自分はどのトリムがニュートラルポジション(基本姿勢)か」ということを認識した上で、その姿勢をとったときに足側が浮いていかないようにウェイトを調整してやる必要がある。
ドライスーツの場合は、このチェックの時にドライスーツの前後に入っているガスの配分も普段通りかを考えてやらなければならない。
これらのチェックができたら、最後にその姿勢のままヒザを伸ばしても足側が大きく浮いていかないかをチェックする。ヒザを伸ばすと浮いていく場合は腰のウェイトを減らしてフィンを少し重くすると改善することが多い。
足に力が入っている
足に力が入る原因は、「1.作業負荷(ストレス)がかかって力が入っている」という場合と、上で述べたような足側が浮いた結果、「2.姿勢を保持しようとして」という二つがある。
単純にストレスがかかって足に力が入ってこのような姿勢になっている場合は、他のところで述べたのと同じように“自分はリラックスしているか?”ということを意識しながらトレーニングしていくとよい。
姿勢を保持しようとして足に力が入る人は、大体が足側が浮いていることが原因なので、上で述べた足側が浮いていることの修正を行うと治ることが多い。
マイナストリム
この姿勢では、目線が下を向くため、前方方向の視野が極めて狭くなってしまう。
もちろんフィンキックをすると斜め下向きに泳いで行ってしまうし、水中で見ると一見綺麗なトリムに見えることもあるが、適切な姿勢とはいえない。
この姿勢になる原因は、先に述べた“ヒザを曲げすぎ&足首が伸びている”の結果としてこの姿勢になっている場合と、ホリゾンタルトリムを取ろうと考えすぎた結果この姿勢になっている場合とがある。
前者はその原因が解消すればこの姿勢も改善されるのでここでは省略する。
まとめ
非常に長い記事となったが、ダイビング、特にテクニカルダイビングにおいてはトリムが極めて重要な要素だと理解していただければと思う。
気負うことなく正しいトリムが取れるようになればダイビング中の余裕が生まれ、スキルをより容易に実施できるようになったり周囲へのアウェアネスも向上する。
ダイビングの基礎となるトリム、練習していきましょう。